痴呆症と介護施設その比較

痴呆症の知識

 

痴呆症の正しい知識を持っておくことは大切です。比較的多くの人が病気の存在を知っていますが、詳しい症状についてはわかっていないのです。すでに家族の中に痴呆症となっている人がいる場合はもちろんですが、痴呆症の予備軍と言われる人に対する予防処置を知っておくことが大切になるのです。

 

 

痴呆症は認知症と呼ばれるようになりましたが、介護保険の創設によって様々なサービスが介護施設毎に設けられて、誰でも受けることができるようになりました。認知症は脳の細胞が死んでしまう病気ですから、元の状態に戻ることはありません。予防がポイントなのです。

 

 

脳の細胞が少しずつ死んでいく変性疾患が一番多い病気です。若い人なら40代から発症します。女性に多く、人格も変わると言われています。これまで優しくていい人だったのに意地悪なお婆さんになってしまうことがあるのです。自覚症状はありませんから、周りが気づいてやらなければなりません。

 

 

痴呆症の症状を具体的にあげてみましょう。まず、物忘れがひどいことがあります。最近のことが思い出せない、さっき食べた食事のことを忘れている、同じことを何度も言うといった症状です。ただ、これらは普通の人と比較してもよくわかりません。この症状だけでは痴呆症を判断することはできません。

 

 

それから、判断力や理解力が衰えます。話が理解できないとか計算を間違うこともあります。感情的になる人もいます。ちょっとしたことで激怒したり、人のせいにすることもあります。介護施設でトラブルとなることもありますね。日常生活の中でこのような人を見ることはよくありますが、単に歳のせいなのか認知症なのかは専門医でなければ判断できません。