痴呆症と介護施設その比較

痴呆症の比較

 

痴呆症は老人がかかる病気と思っている人もいるでしょうが、正確には違います。また、痴呆症にはいくつかのパターンがあり、それらを比較することによって痴呆症を正しく理解することができます。

 

 

家庭で世話をすることには限界があり、介護施設の利用を考えなければなりません。介護施設では痴呆症の患者を受け入れてくれないところもあります。そのような時に自分の親の症状を正しく説明できることが大切になります。

 

 

認知症にはたくさんの種類がありますが、その多くは3大認知症となります。アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体型認知症です。それぞれ名前は違いますが、脳の細胞が死滅することで起こる病気であることは間違いありません。その細胞の死滅を引き起こす原因が異なるのです。それらを比較することで、治療方法が異なります。

 

 

一番多いのはアルツハイマー型です。脳の働きが少しずつ衰えていきます。脳が委縮してしまう状態です。早期発見によって、ある程度進行を遅らせることができます。ただ、中高年でもアルツハイマー型認知症となる人もおり、その場合の進行は高齢者よりも早いのが特徴です。

 

 

男性に多いのは血管性認知症です。これは脳梗塞や脳出血などによって起きます。特定部分の脳の働きが失われてしまうことになります。画像診断で発見できるタイプです。

 

 

痴呆症は認知症と同じ病気です。呼び名が違うだけです。あなたがまだ若くても、これから歳を取っていくにしたがって、痴呆症にかかる可能性は高くなります。予防方法を調べて、できる対策をしておきましょう。