痴呆症と介護施設その比較

介護施設の費用

 

痴呆症になるとどこの介護施設でも入居できるわけではありません。体の自由が利かない人の場合はスタッフによる介護は比較的容易ですが、痴呆症の場合は周りの人とのトラブルとなるケースが多いからです。介護施設によって認知症の老人を受け入れてくれるかは確認しないとわかりません。認知症に対する治療法はありませんから、病気が進行しないようにすることだけが医師の立場からできることです。

 

 

介護施設を選ぶ時にどのようなポイントがあるでしょう。まずは費用です。自分が出せるお金と介護保険から支給されるお金でどれくらいになるかを試算しておきましょう。その上でどこまでの介護を求めるかが重要です。

 

 

一般的な介護施設では最後までお世話してくれるのですが、その介護の質は様々です。それから重要なことの一つに施設の雰囲気です。一時的にお世話になるのではなく、これからずっと住むのであれば、できるだけ過ごしやすい環境が必要です。

 

 

決め事を守ることができるか、快適だと感じることができるかは本人でなければわかりません。立地条件や経営状況も重要でしょう。立地条件では田舎にすべきか都会にすべきかは難しいところですね。家族が顔を見せるためには自分たちが住んでいるところの近くがいいでしょうが、本人が別なことをおもっているかもしれません。

 

 

いずれにしても、痴呆症を本人が自覚することが大切ですし、どのような生活を望んでいるかを確認することを忘れてはいけません。どのような点を比較するかが大事でしょう。