痴呆症と介護施設その比較

痴呆症と年齢

 

痴呆症は認知症とも呼ばれていますが、年齢と発症の関係はどうなっているでしょうか。若い世代と高齢者を比較するとすぐにわかりますが、高齢者ほど痴呆症にかかりやすいことは間違いありません。これは脳に限らず体全体の血管の働きが衰えることが原因だと言われています。

 

 

ただ、高齢者だけが痴呆症にかかるわけではありません。働き盛りの年代でも痴呆症になる場合があります。高齢者と比較する意味で若年性認知症と呼ばれています。65歳未満の場合を若年性と呼んでいます。若年性認知症の患者は全国で3万人以上いると言われています。

 

 

まだ、家族を養わなければならない年代で認知症になると、家族の精神的ショックや経済的な負担が大きくなります。若くても、認知症にならないように予防をしておくことが大切です。物覚えが悪くなったとか、新しいことを覚えられないと言った自覚症状があるならば、介護施設で相談したり病院で検査を受けましょう。最近は物忘れ外来などの診療を行っている病院も増えてきました。

 

 

自分の日ごろの行動を振り返ってみることが大切です。若いころと比較して、体が衰えることは当たり前ですが、頭の働きに違和感があるなら要注意ですね。認知症になってからのことを考えるよりも、認知症にならない方法を知ることが大切です。

 

 

脳こうそくなどの血管の病気になると、認知症になる可能性が高くなります。日ごろから健康的な生活を送ることが大切です。自分だけでできることはたくさんありますし、夫婦でお互いのチェックをするのもいいですね。介護施設では認知症の説明会なども開かれています。